PTSDとは?どんな病気?
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder )とは、心的外傷後ストレス障害のことを言います。
PTSDはトラウマになる外傷的出来事(トラウマ体験)を経験したあと、1ヶ月以上経っても無意識に思い出したりすることで、強い恐怖心や睡眠障害などが出現し日常生活に何らかの支障をきたす状態です。
トラウマ体験による嫌な記憶を再体験しているような感覚に陥る侵入的な想起(フラッシュバック)を繰り返し生じる病気で、この状態はトラウマ体験から6ヶ月以内に起こるとされています。
PTSDの原因となる外傷的出来事とは?
PTSDの原因となる外傷的出来事(トラウマ体験)は以下のようなものが挙げられます。
- 自然災害
- 暴力や犯罪被害(レイプや家庭内暴力など)
- 虐待
- いじめ
- 事故(交通事故など)
- 戦争
- 喪失体験(親しい人の死など)
これらの出来事は、必ずしもPTSDに直結するものではありません。
PTSDの発症には各々のストレスに対する感受性の程度や性格、過去のトラウマ体験なども関係してきます。
更に周囲の環境によっても左右されるのです。そのため、同じ経験をしたからといって全ての人が発症するわけではありません。
またこのような重大な出来事に限らず、日常のささいなできごとで発症することもあります。
PTSDの診断基準
一般的にPTSDの診断には、DSM-5(米国精神医学会による精神障害の分類と診断の手引き 第5版)に記載されている診断基準を使用します。
PTSD(外傷後ストレス障害)診断基準
A.その人は、以下の2つがともに認められる外傷的な出来事に暴露されたことがある。
- 実際にまたは危うく死ぬまたは重症を負うような出来事を、1度または数度、あるいは自分または他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、目撃し、または直面した。
- その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。 注:子供の場合はむしろ、まとまりのないまたは興奮した行動によって表現されることが ある。
B.外傷的な出来事が、以下の1つ(またはそれ以上)の形で再体験され続けている。
- 出来事の反復的、侵入的、苦痛な想起で、それは心像、思考、または知覚を含む。 注:小さい子供の場合、外傷の主題または側面を表現する遊びを繰り返すことがある。
- 出来事についての反復的で苦痛な夢 注:子供の場合は、はっきりとした内容のない恐ろしい夢であることがある。
- 外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする(その体験を再 体験する感覚、錯覚、幻覚、および解離性フラッシュバックのエピソードを含む、また、 覚醒時または中毒時に起こるものを含む)。注:小さい子供の場合、外傷特異的な再演が行われることがある。
- 外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または外的きっかけに暴露された場合に生じる、強い心理的苦痛
- 外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または外的きっかけに暴露された場合の生理学的反応性
C.以下の3つ(またはそれ以上)によって示される、(外傷以前には存在していなかった)外傷 と関連した刺激の持続的回避と、全般的反応性の麻痺
- 外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようとする努力
- 外傷を想起させる活動、場所または人物を避けようとする努力
- 外傷の重要な側面の想起不能
- 重要な活動への関心または参加の著しい減退
- 他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚
- 感情の範囲の縮小(例:愛の感情を持つことができない)
- 未来が短縮した感覚(例:仕事、結婚、子供、または正常な寿命を期待しない)
D.(外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状で、以下の2つ(またはそれ以上) によって示される。
- 入眠、または睡眠維持の困難
- いらだたしさまたは怒りの爆発
- 集中困難
- 過度の警戒心
- 過剰な驚愕反応
E.障害(基準B、C、およびDの症状)の持続期間が1カ月以上
F.障害は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障 害を引き起こしている。 該当すれば特定せよ 急性 症状の持続期間が3カ月未満の場合 慢性 症状の持続期間が3カ月以上の場合 該当すれば特定せよ 発症遅延 症状の発現がストレス因子から少なくとも6カ月の場合
ただし、この診断基準は戦闘体験やレイプ被害の研究をもとに作られているため、診断基準を正確に満たさない場合も多くあります。
PTSDと診断されないケースには「急性ストレス障害」、「複雑性PTSD」、「部分PTSD」等が挙げられます。
しかし、診断基準を満たしていなくてもPTSDの症状が出ているのであれば適切な治療が必要です。
PTSDの鑑別は難しく、また適切な治療を受けなければ病態は悪化し、うつ病などの更なる精神疾患を発症することにも繋がりかねません。
そのため、早期発見・早期治療が重要となるのです。
PTSDが疑われる場合、インターネット上に存在するptsdの診断テストやフラッシュバックの診断チェックなどを行う人もいるでしょう。
しかしこれらはあくまで参考程度に考え、必ず専門の医師による診療を受けましょう。
急性ストレス障害
急性ストレス障害は、PTSDになる前段階と言えます。
外傷的出来事を受けて1カ月以内に発症し、2日間から1ヶ月で症状が改善する状態です。
主な症状は以下の通りです。
精神症状 |
身体症状 |
不安 過敏 緊張 イライラ 集中力の低下 など |
めまい 息苦しさ 動悸 不眠 震え など |
複雑性PTSD
PTSDの中核症状を明らかに発症している場合でも、虐待のように長期にわたって受けたトラウマ体験によって生まれた病態は、DM-5によるPTSDの診断基準を満たすことができません。
そのため、このような病態を複雑性PTSDと呼ぶように提案されています。
虐待による複雑性PTSDでは、以下のような症状がみられます。
- 感情のコントロールがしづらい
- 自己破壊的、衝動的な行動を起こす
- 解離症状がみられる
- 不眠、めまいなどの身体症状
部分PTSD
PTSDの中核症状である「再体験」「回避」「過覚醒」が全て現れるのではなく、一部のみ出現している病態を指します。
PTSDになりやすい人ってどんなひと?
PTSDになりやすい人の特徴はいくつかあります。
- 内向的、神経症的な性格の人
- 過去にトラウマ体験を経験している人
このような人は、ストレスを受けた時の耐性が低い傾向にありPTSDを発症しやすいと言われています。
また女性は、女性ホルモンの影響で精神状態が変動しやすいことから、男性よりもPTSDを発症する確率が高いとされています。
ptsdによるフラッシュバックとその他の症状
PTSDは主に「再体験症状=侵入症状(フラッシュバック)」、「回避」、「過覚醒症状」の3つの症状を特徴とします。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
再体験症状=侵入症状(フラッシュバック)
再体験は、フラッシュバックや侵入症状とも言われます。
フラッシュバックの症状は、外傷的出来事を受けた当時の記憶が何度も思い出されたり、同じ悪夢を繰り返し見るといったものがあります。
ただ思い出すだけではなく、実際に当時と同じ体験をしている感覚に陥るのです。
そのため当事者は激しい恐怖心を感じ、動悸やパニックなどを起こすこともしばしばあります。
この症状は日常生活のなかで、前触れなく突然現れるため、予測をして回避するのは難しいです。
回避・麻痺症状
回避・麻痺症状とは、トラウマとなる出来事を思い出させるもの(場所、人、行動、状況など)を回避する行動を指します。
また、トラウマ体験自体を思い出すことができなくなることもあります。
実際には、避ければ避けるほど不安感が増すため、PTSDの治療にはこの回避の部分にアプローチする方法が第一選択となっているのです。
過覚醒症状
過覚醒はドキドキしたり物音に敏感になるなど、常に感情が高ぶった状態です。
イライラ感や、過剰な警戒心、ちょっとした刺激に過剰に驚く驚愕反応がみられ、集中困難や睡眠障害を起こすこともあります。
その他の症状
- 不安や憂鬱な気分が続く
- 自分を責める
- 他者への信用がなくなる
- 解離症状※が出現する など
※解離状態とは
自己の意識が身体から切り離され、自分自身を外部の傍観者のように感じたり、周囲の世界を夢のようにぼんやりと感じる状態を指します。
これは、トラウマ体験による恐怖などから逃れるための自己防衛として現われ、虐待を受けている子どもなどにみられる状態です。
ptsd フラッシュバックを起こすきっかけや頻度について
PTSDを起こすきっかけ(トリガー)や起こす頻度は人によって様々です。
トリガーとなるものは、トラウマ体験に関連した人物や状況、場所、景色や音、匂いなどが挙げられます。
PTSDの経過と予後
PTSDの経過は、原因となるトラウマ体験の種類によっても異なります。
多くの場合、3カ月程度で自然回復が期待できるといわれていますが、中には慢性化するケースもあります。
PTSDの慢性化を防ぐには、早期発見・早期治療が必要です。身体と精神の健康状態は密接に関係しています。
治療と同時に重要なことは、栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠をとる等、心身共に健康的な生活を心掛けることです。
PTSD フラッシュバックの対処と治療方法
PTSD当事者の中には、「PTSDを自分で治す方法を知りたい」「フラッシュバックの治し方を知りたい」という方もいるかもしれません。
PTSDによるフラッシュバックへの対処法は、PTSDそのものの治療と同じです。
治療は一般的に心理療法が中心となります。
- トラウマになっている記憶を知ること
- トラウマ記憶から目を背けず向き合うこと
- トラウマ記憶と繰り返し向き合うことで、記憶を消化し乗り越えること
これらの段階を自分自身で行うことができれば、自力で治すことも可能でしょう。しかし、実際にトラウマ記憶と向き合うことは精神的に大きな負担となります。
そのため、専門的な機関や信頼できる周囲の人間のサポートを受け、徐々に回復を目指すのが理想的です。
PTSDの治療は、第一選択として心理療法が挙げられますが、他にも集団療法や薬物療法などもあります。
PTSDの治療に用いられる心理療法を4つ紹介します。
PTSD 4つの治療方法
①カウンセリング
②持続エクスポージャー
③EMDR
④対人関係療法
これらの治療法について1つずつ解説していきます。
①カウンセリング
カウンセリングは、トラウマとなっている記憶を自分自身で自覚し理解するために必要となります。
また、自己否定的な思考や対人関係における不信感などを改善できるようなアドバイスをすることで、偏った考え方を修正する手伝いをします。
②持続エクスポージャー
持続エクスポージャーでは、トラウマ体験を避けるのではなく辛い記憶をあえて思い出させ、言葉として人に語ったり、行動として再現することでトラウマ記憶を消化していく治療プログラムです。
この方法は、PTSD治療のガイドラインでも第一選択とされています。
持続エクスポージャーには以下の2通りの方法があります。
想像エクスポージャー |
トラウマ体験を語り、それを録音したテープを繰り返し聞く方法 |
エクスポージャー (現実曝露) |
トラウマ体験を思い出す場所や状況にあえて直面する方法 |
しかしこの方法は、回避症状に反して行うため精神的な負担が大きいです。
そのため、人によってはトラウマ体験に向き合いきれず途中で治療をやめてしまうこともあります。
症状の出方によってはこの治療法が向かない人もいるため、必ず専門の医師の元、治療を行いましょう。
エクスポージャーに向かない人
- 自殺の危険性がある人
- 自傷行為、他害行為がある人
- トラウマ体験の記憶がない人
- ストレスを受けることで解離状態に陥りやすい人
- 幻覚や妄想などの精神病症状のある人 など
③EMDR
EMDRは眼球を動かすことで脳を活性化し、トラウマ記憶の情報処理を促す治療方法です。
この治療は、トラウマ体験の記憶を考えてもらいながら、眼を動かします。
EMDRは、専門のトレーニングを受けた医師のみ実施することができる治療方法です。
そのため現時点ではEMDRの治療を行っているクリニックは少なく、限られた医療機関でしか行われていません。
しかし、PTSDの中核症状となるフラッシュバックや回避を緩和させる効果への評価も高く、薬を使用する必要もないことなどから、今後普及されていくことが予想されます。
④対人関係療法
対人関係療法では、トラウマ体験の記憶ではなく現在の人間関係にアプローチする治療法です。
トラウマ体験に曝露する必要がないため、エクスポージャーやEMDRの治療が困難な人でも行うことができます。
PTSDの人は、PTSDによる症状の影響で対人関係に問題が生じることがしばしばあります。
そこで、対人関係療法を行い、家族や恋人、親しい友人などの重要な他者との関係を見直し自信を持つことで、精神の安定を図りPTSDの症状が緩和されることを目指すのです。
ptsd フラッシュバックに対する薬と漢方薬
一般的にPTSDの治療法として薬物療法は第一選択ではありませんが、心理療法と併用して行われることもあります。
薬物療法には主に3つの役割があります。
- PTSDの中核症状を緩和する
- PTSDに合併するうつ病やパニック症などの疾患を治療する
- 不眠や不安などに対する対症療法
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
PTSDに対しての第1選択薬は選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、「再体験」「回避」「過覚醒」のいずれの症状にも有効とされています。
主に使用される薬品名:パキシル、ジェイゾロフト、デプロメール
セロトニンは脳内の神経伝達物質で、神経を興奮させるホルモンを制御し精神を安定させるはたらきがあります。
そのため、セロトニンが不足すると様々な精神病症状が現れるのです。
SSRIはこのセロトニンの再取り込みを阻害することで、セロトニンの働きを増強する薬です。
漢方薬
フラッシュバックに効果的な漢方薬を2つ紹介します。
漢方薬 |
効果 |
甘麦大棗湯 (かんばくたいそうとう) |
心身の興奮状態を鎮めて、不安定な状態を改善させる |
桂枝加竜骨牡蠣湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう) |
神経が過敏になることで起こる不眠症、イライラ、不安などを改善する |
参考リンク「ツムラ」
その他の薬
種類 |
薬品名 |
効果 | |
三環系抗うつ薬 |
・トフラニール ・イミドール ・アナフラニール |
神経を興奮させる神経伝達物質の再取り込みを阻害し、パニック発作を防ぎます。 SSRIで効果がみられなかった場合に用いられ、うつ状態の改善としても使用される薬です。 | |
ベンゾジアゼピン系抗不安薬 |
・セパゾン ・レキソタン ・ワイパックス ・コンスタン ・ソラナックス |
パニック発作や予期不安に効果を示します。 ただし、この薬は耐性や依存性が強いため、服用を途中で中断すると症状の再発や離脱症状が出ることがあります。 | |
抗精神病薬 |
過覚醒の症状を緩和させます。 | ||
気分安定薬 |
再体験(フラッシュバック)や過覚醒の症状に効果を発揮します。 |
PTSDの人への周囲の対応
家族や友達がPTSDになったとき、「PTSDの人にかける言葉は?」「どのように接したら良い?」と思う人もいるのではないでしょうか。
重要なことは、無理に聞き出したり否定しないことです。
そして、PTSDの方のトラウマ体験を勝手に周囲に漏らすことのないようにしましょう。
また、良かれと思ってアドバイスをしたり、行動や考え方を指示することは避けてください。
これらのことは専門機関で行うのがベストです。
周囲の人間は、信頼できる拠り所で在るように努めると良いでしょう。
Q&A
PTSDのフラッシュバックの症状は?
外傷的出来事を受けた当時の記憶が何度も思い出される症状です。
ただ思い出すだけではなく、実際に当時と同じ体験をしている感覚に陥ります。
PTSDのフラッシュバックとは?
フラッシュバックとは、PTSDの中核症状のひとつです。
侵入症状や再体験症状とも言われ、外傷的出来事を受けた当時の記憶が繰り返し想起されます。
PTSDの三大症状は?
「再体験(フラッシュバック)」「回避」「過覚醒」の3つです。
詳しくはこちらをご参照ください。
「ptsdによるフラッシュバックとその他の症状」
PTSDの4つの症状は?
PTSDの中核症状は、「再体験」「回避」「過覚醒」の3つですが、更に「否定的感情と認知」といった症状もみられます。
否定的感情と認知とは、自分や他人、世間に対する否定的な感情が過剰に浮かぶ状態です。
例)
- 誰も信用できない
- どうせ私が全部悪い
- どうせみんな私のことが嫌い
- こんな思いにさせる世界が悪い など
PTSDによるフラッシュバックで過呼吸になることはありますか?
フラッシュバックを起こすと、恐怖感によりパニックや過呼吸を起こすこともあります。
もし、自分の家族や友達がフラッシュバックによってパニックや過呼吸を起こしてしまったら、まずは背中をさすったり穏やかに会話するなどして安心させてあげましょう。
深呼吸を促したり、場合によっては病院から処方されている頓服薬の内服を促すのも良いです。
こちらの言葉が届かない時は、焦らずそばで見守り落ち着くのを待つようにしてください。
PTSDのフラッシュバックが夢で現れることはありますか?
同じ悪夢を繰り返し見ることもフラッシュバックの症状です。
PTSDによるフラッシュバックで泣くことはありますか?
フラッシュバックは前触れなく突然起こります。
そのためPTSDによってフラッシュバックを起こすと、
- 泣く
- 過呼吸を起こす
- 激しく取り乱す
- パニックを起こす
などの状態に陥ることがしばしばあります。
PTSD フラッシュバックってどんな感じ?トラウマとの違いは?
フラッシュバックは、トラウマ体験をただ思い出すのではなく、まるで今現在同じ体験をしているかのような感覚に陥ります。
トラウマとPTSDの違いは以下の通りです。
トラウマ:外傷的出来事によって生じた心の傷そのものを指す フラッシュバック:トラウマ体験によって起きる症状のうちのひとつ |
まとめ
PTSDは、生命を脅かすようなトラウマ体験によって発症するこころの病気です。
実際にはこのような重大な出来事に限らず、日常の些細な出来事でも発症することがあります。
しかし、現代のPTSDの診断基準では診断の範囲が限られているため、PTSDと診断されないままトラウマ症状に苦しんでいる人も多くいるのが現状です。
治療の必要性は、診断基準に当てはまるかどうかよりも、本人が苦しんでいるかが重要となります。
「再体験」「回避」「過覚醒」といった三大症状が全てそろっていなくても、いずれかの症状で苦痛を感じていたり日常生活に支障をきたしている場合には治療を受けましょう。
また、身近にPTSDの人がいる方は、励ますつもりで安易にアドバイスや指示をすることは避けてください。
トラウマ体験によってPTSDの症状が出るのは自然なことだと認識し、ありのままの現状を受け入れるようにしましょう。
しかし、親族やパートナーなどごく身近な人がPTSDにより苦しんでいる姿を間近で見ることは、周囲の人にとってもストレスとなり得ます。
辛いときやどのように接して良いかわからない時は必ず専門の機関や医療のサポートを受けてください。