手が震える原因は?何かの病気かも
手や体が震える原因はなんなのでしょうか?
原因として
- ストレスによるもの
- ストレス以外によるもの
の2つに分けられます。
それぞれについて説明していきます。
手が震える原因:ストレスによるもの
手が震える原因としてストレスが考えられます。
ストレスがたまると、行動面・身体面・心理面でストレス反応がおこります。
<行動面>
お酒やタバコの量が増える、過食、引きこもり、仕事を休む・遅刻することが増える、ミスが増えるなど
<身体面>
寝付きが悪くなる、夜中に目が覚める、不眠、疲れやすくなる、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、めまい、動悸、腹痛、食欲低下、便秘・下痢など
<心理面>
やる気がでない、イライラする、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心がもてない)など
上記のようなストレス反応が続くと、PTSDや適応障害などの精神疾患になってしまうかもしれません。
ストレスによって手が震えることがあるのですが、その原因は自律神経失調症の可能性が高いです。
また、ストレス反応に対処しなかったり、適応障害などの治療をしなかったりするとうつ病に移行することもあります。
手が震える原因として可能性の高い、自律神経失調症とうつ病について解説していきます。
自律神経失調症
ストレスで手が小刻みに震えるのは、自律神経失調症が原因である可能性が高いです。
自律神経失調症はストレスによって、自律神経のバランスが崩れることで起きます。自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つがあり、ほぼすべての臓器に存在しています。
交感神経は活動や緊張をしているときに働く神経で、副交感神経はリラックスしているときや休んでいるときに働く神経です。
自律神経は全身に存在しているので、バランスを崩すと様々な症状が現れます。身体的症状だけでなく、精神的症状も出てきます。
< 身体的症状>
疲労感、体がだるい、めまいがする、頭痛、動悸、不眠、便秘・下痢、手足のしびれ、熱っぽい、食欲低下、肩こり
<精神的症状>
イライラする、不安感、すぐ落ち込む、集中力が続かないなど
自律神経失調症になる原因として下記が挙げられます。
- 精神的ストレス
- 生活習慣の乱れ
- 性格(ストレスに弱い、完璧主義、几帳面、我慢強いなど)
- 環境の変化
- ホルモンバランスの乱れ
特に自律神経失調症は女性がなりやすい傾向にあります。
その理由は、月経や妊娠、更年期などの時に分泌される女性特有のホルモンと自律神経には密接な関係があるからです。
また、更年期の女性だけでなく、高校生を中心とした10代女性や20代女性もなることが多いです。
10代20代の手が震えてしまう主な原因はストレスはもちろんのこと、過度なダイエットや進学や就職などによる環境の変化、人間関係、不規則な生活などが挙げられます。
月経や妊娠は1度だけでなく、繰り返し訪れるものなので、自律神経失調症を再発することがあります。
症状がよくなったからといって、治療をやめずに継続していきましょう。
適度なストレスは体に必要ですが、過度にストレスがたまると体に悪影響を及ぼします。無理のない範囲で生活していきましょう。
うつ病
うつ病は、ストレスによってエネルギーが足りなくなってしまっている状態です。心も体も疲れ切っている状態なので、自律神経の働きが鈍くなります。
自律神経失調症は交感神経と副交感神経のバランスが悪くなっているのに対し、うつ病では自律神経が働かなくなっている点が異なります。
適応障害などからうつ病に移行してしまうことも少なくありません。ストレス反応がでているのに放置していたり、環境を変えられなかったりすると悪化していきます。
うつ病で見られる症状は下記です。
- やる気がでない
- 悲しくなる(抑うつ気分)
- 食欲がでない
- 起きられない
- 眠れない
- 体がだるい
- 頭が痛くなる
- 口が渇く
- めまいがする
- 動悸がする
このような症状で、日常生活や仕事、勉強ができなくなってしまうかもしれません。軽症のころは、体のだるさや頭痛など体の症状のみで精神的な症状がでないことがあります。
精神的な症状がでないことで治療ができず、つらい状態が続くかもしれません。深刻な状態になる前に、医療機関を受診して治療をしていきましょう。
手が震える原因:ストレス以外によるもの
手や体の震えを繰り返したり、体の他の部分でも異変があったりする場合は、病気の可能性があるので医療機関を受診しましょう。
ストレスが原因でないとき、可能性として挙げられるのは下記疾患です。
- パーキンソン病
パーキンソン病は、ふるえから発症する人が多いです。パーキンソン病のふるえはリラックスしているときに起きます。
進行するとふるえだけでなく、動作がゆっくりになったり体がかたくなったりします。
- 甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は甲状腺からホルモンが過剰に分泌される病気です。甲状腺ホルモンが過剰に作られることで、筋肉にはたらきかけ、ふるえが起きます。
手が小刻みに震えたり、暑くないのに汗をかいたりするなどの症状が現れます。
- アルコール依存症
アルコール依存症ではとくにアルコールをやめた禁断症状としてふるえが起きます。ふるえに加えて、興奮、発汗、幻聴などの症状も見られます。
- 本態性振戦
ふるえのことを「振戦」といいます。本態性振戦は、原因不明の震えのことです。本態性振戦は動作をしているときや安静にしているときには起きません。
体に力を入れたときやある姿勢をとったときなどに起こりやすいです。また、震え以外の症状がでないことも特徴のひとつです。
物を持つと手が震えるのは?
物を持つと手が震える経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
物を持つと手が震えるのは「生理的振戦」といい、誰にでも起こる現象です。重い物をもったり過度に緊張したりすると一時的に起こります。
手の震えの対処法は?
前述で、手の震えの原因はストレスによるものと、ストレス以外によるものだと説明しました。
原因によって対処法はちがうので、それぞれの対処法について解説します。
ストレスが原因でないとき
ストレスが原因ではない場合、下記の病気かもしれないので医療機関を受診しましょう。
- パーキンソン病
パーキンソン病は神経内科にて治療をしていきます。パーキンソン病が疑わしいときは神経内科を受診しましょう。
- 甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は内科を受診しましょう。甲状腺ホルモンの過剰な放出を抑える治療を行います。また、震えが強い場合は、交感神経遮断薬を処方します。
- アルコール依存症
アルコール依存症は内科を受診しましょう。アルコール依存症を専門にみている医師のところで治療をするのがいいでしょう。禁酒することが第一です。
- 本態性振戦
本態性振戦の治療をするには、神経内科を受診してください。本態性振戦は悪い病気ではありませんが、震えがひどいと日常生活に影響を及ぼします。
本態性振戦に使用される薬は抗てんかん薬と交感神経遮断薬です。抗てんかん薬を使用する際は、ふらつきやめまいなどの副作用に注意してください。
交感神経遮断薬は心臓や喘息への影響を考えてから使用する必要があります。
薬を飲んだからといって、完全に震えがおさまるわけではありません。どうしても震えが収まらない場合は医師に相談しましょう。
ストレスが原因のとき
ストレスによって手の震えが起きているとき、自律神経失調症やうつ病などの可能性が高いです。それぞれの対処法を説明します。
また、ストレスをためこみ精神疾患にならないために、自分でできるストレスチェックも紹介します。
自律神経失調症
自律神経失調症の治療は、薬物療法や心理療法、生活習慣の改善の3つが基本です。
それぞれにどんな治療を行うのか解説します。
<薬物療法>
自律神経失調症で実施する薬物療法の目的は下記になります。
- ストレスを和らげ、自律神経失調症の症状を改善する
- 身体的症状を緩和させる
- うつ状態や不安障害を改善させる
ストレスを和らげるなど精神面に対しては、「抗不安薬」や「抗うつ剤」、「睡眠薬」などが処方されます。
身体的症状に対して使用される薬は、それぞれの症状にあわせた薬です。
めまいに対してはめまいを抑える薬、頭痛には頭痛を抑える薬、吐き気には吐き気を抑える薬などで、身体的症状を緩和させます。
薬物療法で自律神経失調症の症状がすべて抑えられるわけではありません。補助的な役割で薬を使用して、症状をコントロールしていきましょう。
<心理療法>
心理療法とは、自律神経失調症になった原因である心理面の問題に向き合い、ストレスを取り除く治療です。
心理療法では自分を知ることが大切です。
カウンセリングや認知行動療法、自律訓練法などを通して自分を知り、行動や考え方のくせを把握してストレスをコントロールできるようにしていきます。
- カウンセリング
カウンセリングで話しをすることで、自律神経失調症になった原因である心理面の問題に向き合います。カウンセリングでは、医師やカウンセラーとの信頼関係が大切です。
- 認知行動療法
物事に対する考え方やとらえ方のことを「認知」と言います。自律神経のバランスが悪くなっていると、認知に歪みが生じて誤った判断などをしてしまうことがあります。
認知行動療法とは、この認知の歪みを修正する治療です。認知行動療法では、認知の歪みのきっかけを明らかにしてから、認知の歪みに気づいてもらいます。
認知の歪みに気づいたあとは、柔軟に考え方やとらえ方を変化できるようにしていきます。
症状の現れ方を記録したり日記をつけたりしてもらうことで、客観的に自分を見つめることができるのです。
このような治療をしていくことで、認知の歪みを修正して余裕をもった生活ができるようになることが最終目標です。
- 自律訓練法
自律訓練法は、自己暗示をかけて全身の緊張をほどいていく方法です。
自己暗示によって意識的にリラックス状態をつくり自律神経のバランスを回復させる治療法で、心療内科や精神科で使われる代表的な治療法です。
自律訓練法によって下記効果が得られます。
- 疲労回復する
- 気持ちが穏やかになる
- 衝動的な行動が少なくなる
- 仕事や勉強が効率的にできるようになる
- 身体的な痛みや精神的な苦痛が緩和される
- 向上心が増加する
自律訓練法は、軽く目を閉じた状態で言語公式を唱えます。言語公式は7つあり、声を出さずに心の中で繰り返し唱えます。
背景公式:「気持ちが落ち着いている」とゆっくり繰り返す
第1公式:「右腕が重たい」と繰り返す→「左腕が重たい」と繰り返す→「両足が重たい」と繰り返す 両腕、両足が重たいと感じる
第2公式:「右腕が温かい」と繰り返す→「左腕が温かい」と繰り返す→「両足が温かい」と繰り返す 両腕、両足が温かいと感じる
第3公式:「心臓が規則正しくうっている」とゆっくり繰り返す
第4公式:「楽に息をしている」とゆっくり繰り返し、腹式呼吸を行う
第5公式:「お腹が温かい」とゆっくり繰り返す
第6公式:「額が心地よく涼しい」とゆっくり繰り返す
消去動作:①ゆっくり目をあける
②手を前に出し、力をいれて握る
③勢いよくパーにする
④②と③を繰り返す
訓練終了後は自己催眠状態からさめるために、必ず消去動作を行いましょう。寝る前であれば消去動作はする必要はありません。
自律訓練法は必ず言語公式7つを行う必要はありません。第2公式までで効果を得られる人が多いです。毎日1~2回実施するのが効果的です。
自律訓練法を実施しないほうがいい人もいます。
- 心筋梗塞の患者さん
- 糖尿病があり、長時間監視できない人
- 低血糖状態の人
- うつ病や統合失調症の患者さん
自律訓練法は基本的には医師の指導のもとで実施するので、希望する場合は医師に相談してみましょう。
参考:公益社団法人長寿科学振興財団 健康長寿ねっと,自律訓練法の健康効果とは,(2023.8.7)
心理療法には上記3つ以外にも多くの種類があります。どの治療法を実施するかは、ひとりひとりの状態によって異なります。
医師と相談して自分にあった治療を実施していきましょう。
<生活習慣の改善>
自律神経失調症になる原因に、生活習慣の乱れがあります。睡眠不足や運動不足が続くと、自律神経のバランスが乱れたりホルモンバランスが崩れたりします。
そのため、症状を改善させるためには、生活習慣の改善が重要です。
副交感神経の働きを高めることがいいと言われています。
副交感神経を高める方法は
- 早寝早起きをする
- 決まった時間に栄養バランスのとれた食事をする
- タバコを吸わない
- お酒を飲まない
- 適度に運動をする
などがあります。
生活習慣を改善させれば、自律神経失調症の症状は改善されます。症状を緩和させるために、意識して生活していきましょう。
うつ病
うつ病の場合は、精神科や心療内科を受診しましょう。
うつ病の治療は休養、薬物療法、精神療法が基本となります。
<休養>
休養をとって心と体を休ませることがうつ病の治療には大切です。職場や学校など、ストレスの原因となる環境から離れましょう。
うつ病になる人は真面目な人が多いので、「職場の人や家族に迷惑をかけてしまうのではないか」と考えてしまうかもしれません。
しかし、そこで無理をすると悪くなる一方です。無理なく行動できる環境をつくるのが一番早く治る方法なので、周囲に協力してもらいましょう。
<薬物療法>
うつ病には休養と合わせて薬物療法を実施します。
うつ病の治療に用いられる薬は、抗うつ薬です。その他にも抗不安薬や睡眠導入薬、気分安定薬なども使用されます。
代表的な抗うつ薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)の3つです。
薬物療法を実施するうえで注意することが4点あります。
- 規則正しく服用する
規則正しく服用することで効果が現れます。飲んだり飲まなかったりはやめましょう。
- 指示通りに服用する
抗うつ薬は最初は少ない量から開始し、徐々に増やしていきます。症状が良くならないからと言って勝手に飲む量を増やしたり、減らしたりしないでください。
- 継続する
抗うつ薬は効果があらわれるまで時間がかかります。あせらず服用を継続しましょう。
- 自分の判断で中止しない
うつ病は簡単に治る病気ではありません。自分の判断で勝手に治療をやめずに、医師の指示に従いましょう。
<精神療法>
うつ病は休養と薬物療法で回復していきますが、ストレスになった原因を知って対処できるようになることも大切です。
精神療法は、ストレスの原因を知り対処できるようになることで、いい状態を保つことと再発防止を目的として実施します。
精神療法には認知行動療法と対人関係療法があります。
認知行動療法は、自律神経失調症の対処法で説明したように、認知の歪みを修正する治療法です。
対人関係療法は、うつ病の原因となった人間関係の問題を解消させることで、ストレスを軽減させる方法です。
うつ病の場合、薬物療法を実施したうえで精神療法を行います。患者さんごとに実施する内容や時期が異なるので、医師に相談しながら進めましょう。
ストレスチェック
ストレスをためこんで自律神経失調症やうつ病、適応障害などにならないために、ストレスチェックをして自分の状態を把握しましょう。
また、ひとりで抱え込まず家族や信頼できる人に相談するのもひとつの方法です。周りの人に相談するのに抵抗がある人は、窓口などに電話してみるといいでしょう。
厚生労働省から「こころの健康 気づきのヒント集」が出ています。この中にセルフチェックの方法や対処法、相談機関などが記載されているので参考にしてみてください。
Q&A
手が震えるのは何不足ですか?
手が震える原因はストレスによるものと、ストレス以外によるものがあります。
原因によって不足しているものは異なります。
自律神経失調症の場合は、生活習慣の乱れが原因として考えられるので、栄養不足や睡眠不足になっているかもしれません。
うつ病の場合は、がんばりすぎている可能性があるので、休養不足が考えられます。
ストレス以外の場合は、病気かもしれません。
病気のひとつとしてパーキンソン病が挙げられます。パーキンソン病は中脳のドーパミンの減少が原因です。
そのため、パーキンソン病による手の震えであるのならば、ドーパミン不足といえるでしょう。
手が震える原因は何ですか?
手が震える原因はストレスによるものと、ストレス以外によるものがあります。
ストレスで手が小刻みに震えるのは、自律神経失調症が原因である可能性が高いです。
自律神経失調症はストレスによって、自律神経のバランスが崩れることで起きます。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つがあり、ほぼすべての臓器に存在している神経です。
交感神経は活動や緊張をしているときに働く神経で、副交感神経はリラックスしているときや休んでいるときに働く神経です。
自律神経は全身に存在しているので、バランスを崩すと様々な症状が現れます。身体的症状だけでなく、精神的症状も出てきます。
また、自律神経失調症やストレス反応に対して治療をせずにいると、うつ病になるかもしれません。
うつ病は体のエネルギーが枯渇し、自律神経が働かない状態になります。
自律神経が働かないことで、手や体が震えたりめまいや動悸がしたりします。
ストレス以外によるものには
- パーキンソン病
- 甲状腺機能亢進症
- アルコール依存症
- 本態性振戦
などの病気である可能性があります。
手や体の震えを繰り返したり、体の他の部分でも異変があったりする場合は、病気の可能性があるので医療機関を受診しましょう。
また、重い物をもったときに手が震える経験をしたことがあるのではないでしょうか?
物を持つと手が震えるのは「生理的振戦」といい、誰にでも起こる現象です。重い物をもったり過度に緊張したりすると一時的に起こります。
何もしていないのに手が震える原因は何ですか?
何もしていないのに手が震える原因は、ストレスによるものとストレス以外によるものがあります。
ストレスによるものは下記です。
- 自律神経失調症
自律神経失調症はストレスによって、自律神経のバランスが崩れることで起きます。
自律神経失調症になる原因は精神的ストレスや生活習慣の乱れ、 性格(ストレスに弱い、完璧主義、几帳面、我慢強いなど) 、環境の変化、ホルモンバランスの乱れ などです。
- うつ病
うつ病は、ストレスによってエネルギーが足りなくなってしまっている状態です。心も体も疲れ切っている状態なので、自律神経の働きが鈍くなります。
自律神経失調症は交感神経と副交感神経のバランスが悪くなっているのに対し、うつ病では自律神経が働かなくなっている点が異なります。
うつ病では自律神経が働かなくなっているので、手や体の震えなどの症状が現れるのです。
ストレス以外が原因の場合は、下記病気である可能性が考えられます。
- パーキンソン病
- 甲状腺機能亢進症
- アルコール依存症
- 本態性振戦
手が震える原因はその人の状態によって異なります。手の震えが続いたり違う症状などが出てきたりした場合は、医療機関を受診しましょう。
ストレスで動悸や手の震えが出るのはなぜですか?
ストレスによって、脳の不安中枢が活性化されるため、不安症状である動悸や手の震えが現れるのです。
また、ストレスによって自律神経のバランスが崩れることがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経のことです。交感神経は活動や緊張をしているときに働く神経で、副交感神経はリラックスしているときや休んでいるときに働く神経です。
自律神経は全身に存在しているので、バランスを崩すと様々な症状が現れます。その症状の一部に動悸と手の震えがあります。
また、ストレス反応や自律神経の乱れを放置しておくと、うつ病になりかねません。
うつ病でも動悸や手の震えが起きます。
まとめ
手が震える原因と対処法について解説しました。
手が震える原因には病気である可能性もありますが、ストレスによるものの可能性もあります。
ある程度のストレスは必要ですが、ためこみすぎると悪影響を及ぼします。
手が震えるだけだから大丈夫と思わず、症状が現れたら自分の体や心と向き合ってみましょう。
自分1人では解決できないようであれば、誰かに相談するのもひとつの方法です。
無理をせず、体と心の健康を保って生活していきましょう。