オンライン診療とは
オンライン診療とはインターネット上で、スマートフォンやパソコンを使って診察と薬の処方ができることをいいます。
オンライン診療の歴史と、最近の動向から診察の流れも含め、オンライン診療の特徴を詳しく解説します。
オンライン診療の歴史と最近の動向
近年のコロナ禍でオンライン診療が周知され始めましたが、実は以前から「オンライン診療」が考え始められていた歴史があります。
オンライン診療の歴史と、最近の動向を説明していきます。
1997年 |
遠隔診療として、「離島・僻地の患者」「慢性疾患の患者」など病状が安定していることを条件に厚生省が認可 |
2015年 |
離島やへき地だけではなく、全国で遠隔診療が実施できることが確認 |
2018年 |
「オンライン診療の適切な実施に関する指針」で初診は原則直接対面として、診療報酬改定しオンライン診療等を新設 |
2020年 |
新型コロナの感染対策として慢性疾患の定期受診患者に関してはオンライン診療で処方ができるようになり、今まで初診は原則対面が緩和 |
新型コロナ感染拡大に伴い、オンライン診療利用は増加しています。
2020年4月にオンライン診療の要件緩和が行われて以降、オンライン診療ができる医療機関は徐々に増加傾向です。
オンライン診療の流れ
オンライン診療を受ける手順はどのようなものか解説します。
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パソコンやタブレット、スマートフォンなど診療を受ける端末でアプリをダウンロードもしくはクリニックのホームページから受付を行います。
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アプリの場合は、ダウンロード後に基本情報を入力します。
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希望日時で予約をとるか、当日に診察可能で希望する場合には、順番を予約します。
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予約した日時に診察を受け、終了です。
これが、一般的なオンライン診療の流れになります。
オンライン診療は保険適用される?
対面診療と同様にオンライン診療の際に保険証を提示していただければ、保険適用可能です。対面診療でも、同様に初診料や再診料が加算されています。
令和4年から診療報酬改訂でオンライン診療では、以下の通りに初診であれば初診料、再診であれば再診料が加算されます。
初診料(情報通信機器を用いた場合) |
251点 |
再診料(情報通信機器を用いた場合) |
73点 |
外来診療料(情報通信機器を用いた場合) |
73点 |
オンライン診療が可能な疾患
現在は、多くの疾患がオンライン診療が可能になっています。
ただし、オンライン診療ではレントゲンや聴診などの検査ができません。医療機器を用いた検査を要する肺炎や急性腹症などの疾患は対面診療が必要です。
オンライン診療はこんな人におすすめ
オンライン診療はもちろん誰でも利用可能です。
とくにオンライン診療は、仕事が忙しく受診する時間がない人や子育てや介護で自分の受診に時間を使えない人、病院に通うのが面倒で苦手な人にも手軽に受診していただけるため、おすすめです。
以下に詳しく解説します。
仕事が忙しく病院の空いている時間に受診できない人
仕事が忙しく、クリニックや病院の診察時間に受診できない人には、オンライン診療がおすすめです。
健康診断で血液検査の結果がよくない方や、気になる症状がある方で、仕事が忙しく、病院を受診することがむずかしい人でもオンライン診療であれば継続して受診ができるでしょう。
子どもが小さくなかなか病院に行けない
子育て中の方は、自分のための時間をとることが難しいですよね。そんな忙しい方にも、オンライン診療は適しているでしょう。
診察の予約からお薬の受け取りまで、自宅にいながらすべて完結するからです。
子どもが遊んだり寝たりしている間に受診ができるため、なかなか病院へ行けない方におすすめです。
受診が面倒で生活習慣病の治療が続かない人
病院やクリニックを受診するとなると、仕事をしている人は会社から帰宅途中で診察時間に間に合うよう調整するのが面倒な人も多いでしょう。
病院探しや待ち時間などを考えると、なかなか行く気になれないこともありますよね。
そんな人に、オンライン診療をおすすめする理由は以下の3つです。
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夜遅くまで診察しているクリニックがある
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病院探しの手間がなく自宅でお薬受け取りまですべて完結
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予約ができるので待ち時間がない
オンライン診療には、継続して治療を受けやすいメリットがあります。
オンライン診療だから脂質異常症の治療が続けられる
オンライン診療の利点は、待ち時間や移動時間を気にせず、市中病院やクリニックの診察時間が終了した時間でも、診察を受けられることです。
継続して治療を続けられるのは、オンライン診療の利点が大きく関係します。
脂質異常症は男女ともに50代になると増える傾向にあります。50代は働き盛りの年代であり、仕事も忙しく、治療のために継続して診察を受けることはなかなか難しいでしょう。
脂質異常症の治療には、食事療法・運動療法・薬物療法があります。
まずは、食事療法などの生活習慣の改善を行い、血液検査で検査結果を見ながら薬物療法が必要な場合は飲み薬が開始されるのが一般的な治療の流れです。
継続的な治療は動脈硬化を予防するだけでなく、生活改善で糖尿病や高血圧などの病気も予防できる効果も得られます。
脂質異常症のオンライン診療ならファストドクター
ファストドクターはオンライン診療全国60,000件の実績があり、安心です。
ファストドクターは往診事業だけでなく、オンライン診療も行っています。
ファストドクターとはこれまでどんな事業を行ってきたか、ファストドクターのオンライン脂質異常症治療を紹介します。
ファストドクターとは?
ファストドクターは全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)です。
症状に応じて救急病院案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援し、総勢2,000名の医師(常勤医・非常勤医)が24時間365日体制で連携、協力し活動しています。
全国の医療機関に向けて、2016年から「往診救急事業」を行い、2019年からは「臨時当直医事業」を展開しています。
ファストドクターの脂質異常症治療
ファストドクターの脂質異常症治療では 健診結果を自分で持っている場合、診察予約フォームで健診結果を写真に撮ってアップロードします。
健診結果が手元にない場合は、自宅で簡単に検査できる採血キットも用意しています。
採血キットはご自宅にお送りしますので、手順の通りに採血を行っていただき返送していただくと検査が可能です。
ファストドクターのオンライン診療が選ばれる6つの理由
ファストドクターの
オンライン診療が選ばれる6つの理由を紹介します。
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お薬は最短翌日にお届け
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診察は健康保険適応
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夜間休日に対応
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移動時間や待機時間がない
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専門医監修の研修プログラムを修了した医師のみが診察するので、医師を探して選ぶ負担もない
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健診情報などを元にして患者の主訴に限らず医師が助言
以上が、忙しい皆様にも利用されている理由です。
お薬は最短翌日にお届け
オンライン診療が終了し、医師からお薬の指示がある場合は、最短で翌日に受け取りができます。
お薬の受け取り方法は配送で、配送料金は全国一律(翌日以降お届け)税込300円です。
診察は健康保険適応
ファストドクターのオンライン診療は健康保険適応です。
予約完了連絡にあるURLから健康保険証の画像を提示していただきます。
対面診療と同様に健康保険が適応されます。
夜間休日に対応
日曜日・祝日問わず毎日18時〜23時まで診察可能です。
診察の予約は、スマートフォンで簡単に当日1時間前まで可能です。
突然の予定が入っても、LINEで日程変更がいつでもできるので安心です。
移動時間や待機時間がない
ファストドクターのオンライン診療は、事前に予約ができます。
対面診察のように待ち時間や待機時間がありません。
予約した時間に事前に送られた診察用のURLから、診察に入っていただくと診察可能です。
専門監修の研修プログラムを修了した医師が診察するので、医師を探して選ぶ負担もない
医師には専門分野があります。
一般的に、呼吸器が専門の医師や、消化器が専門の医師が診察する場合でも看板には「内科」とだけかいてあります。
診察を受けるなら、できるだけ専門の医師に診てもらいたいですよね。
ファストドクターのオンライン診療では、専門監修の研修プログラムを修了した医師が診察しますので専門の医師を探す手間がありません。安心して診察が受けられます。
健診情報などを元にして患者の主訴に限らず医師が助言
患者様の自覚症状とともに、会社や市町村で受けた健康診断の結果をもとに診察していきます。
生活習慣病のなかには自覚症状がないものが多く、気づかないうちに進行している病気がほとんどです。
自覚症状がなくても健康診断で異常値が指摘されたら、オンライン診療をご利用ください。
生活習慣病は早期発見することで、進行予防ができます。
ファストドクター オンライン診療の予約方法と診察の流れ
ファストドクターのオンライン診療の流れを説明します。
①LINE予約
ファストドクターのオンライン診療の予約はLINEから実施します。
LINEで名前などの情報や簡単な問診内容、保険証画像の登録を行います。
②オンライン診療
オンライン診療を受けるときはスマートフォンまたはパソコンを準備してください。
接続先は事前にLINEで連絡がきます。
まず、診察前診断を実施します。そこで医師がオンライン診療可能かどうか判断した上で、オンライン診療に進みます。
診察前診断の結果、オンライン診療をしないことになった場合、診療費用はかかりません。
③薬の受け取り
オンライン診療で医師の判断で薬が処方された場合、薬の受け取り方法は2つあります。
- 連携薬局から自宅へ配送してもらう
最短翌日に配送してもらえます。薬局からのオンライン服薬指導を受ける必要があります。
- 指定した薬局に取りに行く
診察終了後3時間以内に指定の薬局に処方せんがFAXされます。 FAX完了後連絡がくるので、連絡がきてから薬局に受け取りに行ってください。
初診の場合、薬は5日分処方されます。
再診であれば長期処方が可能です。長期処方してもらいたい場合は、診察の時に相談しましょう。
④フォローアップ
診察後にLINEで看護師スタッフとやり取りができるので、心配な点があったら気軽に相談ができます。
必要に応じて、住んでいる地域の医療機関と連携して診療する場合もあります。
ファストドクターの診察費用
ファストドクターのオンライン診療の費用は
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初診は2100円から
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再診は1400円から
となっています(自己負担3割・システム利用料込み)。
診察内容によっては金額が変わってきます。
薬が処方された場合は、この金額にプラスで薬代がかかり、配送を希望される場合は、配送料として300円(税抜き)が追加されます。
脂質異常症によるオンライン診療でよくある質問
オンライン診療でよくある質問4つにお答えします。
オンライン診療の費用はいくらかかる?
ファストドクターオンライン診療の費用は以下の通りです。
自己負担3割の方
初診 |
2,100円~ |
再診 |
1,400円~ |
予約時間が22〜23時の場合は深夜料金、土日祝の場合は休日料金が発生します。
上記の料金に、処方日数に応じて薬代がかかります。お薬をご自宅に配送する場合は、配送料金が全国一律税込100円です。
オンライン診療はどうやってやるの?
お手持ちのスマートフォンやタブレット、パソコンを使いビデオ通話で診察します。
お薬の説明や、支払いもオンライン上で完結します。
お薬の受け取りはどうやってするのですか?
お薬の受け取り方法は2種類あります。
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患者様ご指定の薬局で受け取り
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配送にて自宅で受け取り
上記のどちらかをお選びいただけます。
脂質異常症のお薬は何日分もらえますか?
診察の結果医師がお薬を必要と判断した場合は、初診では5日間、再診では長期間の処方ができます。
まとめ
脂質異常症は、オンライン診療で治療できます。
生活習慣病である脂質異常症は継続的な治療が必要となることが多く、手軽に診察を受けられるオンライン診療に向いているでしょう。
診察だけではなく、LINEから相談も気軽にしていただけます。
気になる症状がある方や、健康診断の結果で脂質異常症を疑われるかたはオンライン診療の利用をおすすめします。